海外で暮らすに当たって、まず一番先にしておかなければならない事がある。毎日飲んでいる薬を、半年分貰えるはずもなく、チェンマイの病院への紹介状と注意事項を教えて貰おうと、50年来の付き合いだという主治医の元へ。
「タイに行く⁉️ 何考えているんですか❓」いきなり私の顔を見て怒鳴った。『はい?』「あなた達が行くので良い老健施設を探してほしいというのなら話は分かりますが、自分達の都合で年寄りを振り回すんじゃ有りませよ!」「いいえ! 義母の希望で行くのです」“私は気が進まないのですが…” の言葉は飲み込んだ。

「先生! 違うんですよー2月に行って来たらとっても良い所で、寒い時期だけでも行こうと思って」義母が慌ててとりなす。「2月に行ってきた⁉️」又しても私を見て怒鳴る。
だから〜行きたいのは、お義母さんと夫ですって! どうしても、嫁が焚き付けたと思いたいらしい。
多めに薬を頂きに、後日伺うということで、その日は帰ることに。
帰り際 “この、鬼嫁が❗️と言わんばかりの目で睨んだ。