朝、階下に降りていくと、丁度ポータブルトイレの蓋を🚽開けている所だった。
よかった! 間に合った、と思ったのも束の間。
手を入れようとする。
トイレの中には水を少し入れてある。(汚れが付きづらいように)
「どうしたんですか?」「マッチを探しているところ。今ネ、イワシを焼こうと思って!」「お腹空いたんですか?」「私なら大丈夫です。今、あまりにもお腹空いたから、茶漬け食べましたから」
ヤッパリ、お腹空いたんだー健康だなぁ。
「今ね、イワシの糠漬け三浦さんに持たせようと思って、裏からちょっと持ってきてくれる?」
「三浦さんもいないし、糠漬けも無いですから、先にオシッコしましょうか」用をすませ、食事の準備が出来るまで横になっていてください。
そう言ってベットに移した。
用意をして部屋を覗くと、いつものように、見えない誰かと話している。
嬉しそうに、ニコニコしながら。
「誰と話していたんですか」「三浦さんだよ」
「今日は、三浦さんの日なんですね」笑いながら言った。
昔、近所に住んでいらした友人らしいのだが、今は連絡をとっていないので、ご存命かどうか定かではない。
義母曰く、「私より3歳も若いんだよ!元気で居るに決まっているでしょう!」3歳若くても97歳だ……
「又、私が独り言でも言ってると思っているんでしょう笑笑
三浦さんと会った事ないから分からないんだって!」「ご飯食べたら又おしゃべりしましょう!」「本当にいつも、独り言みたいに言うんだよ!困っちゃうネ!」と義母だけに見える三浦さんにいう。
イヤイヤ! 独り言だし!(笑)
まるで、こっちがおかしいみたいじゃないのお義母さん❗️
